カルボキシヘモグロビン濃度(SpCO®)は、Masimo Rainbow SET® の測定項目の 1 つです。これまで侵襲的な採血や時間のかかる検査分析などが必要とされた計測項目が、この血液成分モニタリングプラットフォームにより、非侵襲的に測定することが可能になりました。
SpCO は、画期的な測定項目であり、これにより医師は、一酸化炭素中毒患者を非侵襲的かつ迅速に診断し、モニタリングし、治療することができます。
- > 先進国における中毒死原因の第一位は、一酸化炭素(CO)への曝露である。1
- > CO 中毒は、インフルエンザと症状が似ているため、誤診断されることが多い。2
- > CO 中毒は、タイムリーな診断と治療が重要である。3
- > SpCO を用い、一酸化炭素中毒が従来の方法に比べて 60% も高い割合で特定されることが示されている。4
- > SpCO により、患者さまの改善、臨床効果の向上、治療コストの削減が可能となる。
「救命救急科で、Masimo パルス CO オキシメトリを使用した非侵襲的なカルボキシヘモグロビン濃度の計測を行うことで、CO 中毒診断の質が向上し、治療へ向けての紹介が適切に行えることが多くなり、その結果、この疾患による死亡率が低下しました」
- Neil B. Hampson: 医師
- 1 Unintentional non-fire-related carbon monoxide exposures - United States, 2001-2003. Murb Mortol Wkly Rep. 2005; 54:36-39.
- 2 Varon J. et al. Carbon monoxide poisoning: A review for clinicians. J Emerg Med 1999; 17(1):87-93.
- 3 Penny DG. Carbon Monoxide Poisoning. CRC Press 2007.
- 4 Suner, S. Noninvasive Pulse CO-Oximetry Screening in the Emergency Department Identifies Occult Carbon Monoxide Toxicity. J Emerg Med 2007; 34(4):441-450.